第4回 東京てら子 その1

teraさん@trick7が中心になって開催されている、FLASH勉強会「東京てら子(第4回)」に参加させていただきました。

まずはteraさんの発表Colin Moockを囲む会でも大ウケだったGainer Helmet Ver. 2で用いられた、Wiiのリモコンハックの応用です。

今回はなんとWiiのセンサーバーの代わりにロウソクを利用。Wiiのセンサーバーというのは赤外線を出しているだけなので、炎でも代用可能だということなのです。これはちょっと驚きですよね。
灯した炎が投射する赤外線を、据え置きしたWiiリモコンが検知し、その認識範囲をFLASHのグラデーションマスク領域として利用されていました。
すると、プロジェクターに投影された黒背景のPCの画面の前で、炎を灯したロウソクを手に持ち移動させると、その背後に画像がゆらゆらと浮き上がるのです。

赤外線を投射するものならば、ロウソクの炎でなくても代用できたわけですが、暗闇に隠されたオブジェクトを照らし出すという、今回のアウトプットのメタファーとしてキャンドルを選択した、というところが秀逸ですよね。
個人的には自分の技術の低さを嘆くよりも、このように人を微笑ましい想いにさせてくれるようなアイディアを生み出す才能やら努力やらの重要性について考えさせられました。

Flashの実装で、灯りの揺らぎを再現するために利用したのが、Go。これはFuse Kitの開発者として知られるMoses Guneschsさんが手がけている、AS3用のアニメーション"プラットフォーム"です。Fuse KitのAS3版がいよいよ登場なのか、というとどうやら違うみたいです。ちょっと意外に思い、疑問に感じるとこともあったので、ちょいと調べたのが以下です。

「Flash、Flex、AfterEffects、JavaScript、サードパーティーのトゥイーンキット(TweenerやTweenLite等のこと)は、すべてECMA Scriptベースのトゥイーンライブラリを保有しているが、共通のプラットフォームが存在していない。これを確立するべきである。」

このコンセプトは、Flex Beta2の開発段階でAdobeにもコミットし、その際にはアニメーションライブラリも一緒に提供したが、ロードマップ的な問題で採用には至らなかったとか。

というわけで、Go。AS3用のアニメーションプラットフォーム。([注意]上記コンセプトとは違い、Goがターゲットとしているのは、ECMA Scriptベースのプログラム用ではなく、あくまでAS3用プラットフォーム。)Goの概念が浸透すれば、AS3で相互利用が可能なベースレベルのレイヤーとなるコードを、Goの拡張機能として利用できるようになるとか。または既存のサードパーティーのアニメーションライブラリも、より互換性の高いAPIとして移植することが可能になるでしょう、と。

上記が経緯というかGoの概念ですね。ちょっと崇高に過ぎないですか?って思うのは余計なお世話ですね。

具体的な使い方は、teraさんのblogの「Goの基本的な使い方」を読めば分かりますが、結局のところ、Goが提供するのは、AS3で相互利用できるアニメーションフレームワークを「自分で実装する」際に利用するための骨組みであって、FuseKitのようなトゥイーンアニメフレームワークそのものではないということです。

サイトにも書かれていますが、Goのコンセプトが受け入れられれば、例えば、物理に詳しい開発者が、物理エンジン用のアニメーションライブラリを作ってくれるとか、そういう素敵な展開が待っているみたいです。
僕みたいな人間は、神コーダーが3dPhysicsMotionTweenみたいなのを提供してくれる日を待つのが正しい姿勢の感じですね。

調べものをしてたら長くなってしまったので、niumさんProgression講座については次回書きます。Progression = niumさんもスゴすぎて、書く事がたくさんありそうです。

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このページは、が2008年3月 3日 00:04に書いたブログ記事です。

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